心って見えないよね・・・

子どもたちは成長と共に、良い事ばかりではなく、悪い事も同時に覚えていきます。友だちという存在ができ、その中で自分の欲求を通そうという思いや、我慢する思いも生まれてきます。

そこでのやり取りで、相手が傷つく言葉も発していきます。(言葉も良い言葉だけではなく、相手を傷つける言葉も覚えていきます。)

園生活の中でも、成長するにつれそういった姿も出てきて、喧嘩が起きたり、言えない子は我慢していたりすることがあります。

今回は年長組さんでも、言葉のやり取りについてみんなで考える機会がありました。

そこで、年長組さんを集め、言葉についての話をしました。

「言われてうれしい言葉は?」「言われて嫌な言葉は?」をみんなに聞きました。

うれしい言葉

・ありがとう

・いつもありがとう

・かっこいい

・だいすき

・いつもあそんでくれてありがとう

・うれしい

一方で、相手を傷つけてしまう言葉もたくさん出てきました。

うれしい言葉よりも、相手を傷つけてしまう言葉の方が多く挙がりました。

みんなちゃんとわかっているんですよね。しかし、まだ相手の気持ちに気付くことが難しいんです。

「お友だちに嫌な事を言っちゃったときに、お友だちが悲しんでるかどうかってわかる?」と聞くと

「わかるよー」

「どうやってわかるの?」

「悲しんでる顔しとるから」

「あー、悲しんでる顔を見て気付けるのすごいねー。けどさ、その子は悲しいんだけど、我慢して悲しい顔をしてなかったら、悲しんでるかわかる?」

と聞くと

「わからない」

と・・・。

「そうだよねー。みんなさー、悲しんでても顔が笑ってたり、普通の顔してたらわからないよね。けどさ、心の中では悲しんでるかもしれないよ。」

「あれ?みんな心の中見える?お友だちや自分の心見えてる?」

「みえん」

「そーでしょー。心の中って見えないのよ。だから顔だけじゃわかんない事もあるから、相手を傷つけるようなことを言わないように、自分で気を付けないといけないんだよ。」

と話をした後、心の中を少し可視化できるよう体験をしてみました。

その体験は「うれしい気持ちなのか、嫌な気持ち(悲しい気持ち)なのか」を、その都度答えてもらいました。

まずは氷を触る

つめたっ いやなきもち

次はお湯に手をつける

・おゆはめちゃくちゃうれしい感じ

・いっしょにあそぼはあったまるかんじ

・いっしょにごはんたべよも、そういうかんじ

あたたかくて
うれしいかんじ

いがぐりを触る

いたっ、
いたっ
いやな感じ

「嫌な時、悲しい時の心の中は、氷みたいに冷たく、いがぐりのとげに刺されたみたいに心が痛いと思うよ」

「じゃーさー、冷たい氷に温かいお湯をかけてみようか。どうなると思う?」

「氷がとける」

「そうなの。だったら心が冷たくなった時、みんなはどうしたら良いと思う?」

「温かくしてあげる」

「そうなの。温かな言葉をかけてあげることが大切だよね。」

「きっと嫌なことを言ってしまったお友だちの心も、こんな風に冷たくて、いがいがして尖ってるのかもね。」

心の中はこんなにイガイガ、トゲトゲしてて
こーんなに怖い顔になってると思うよ

相手を深く傷つけてしまう言葉は、絶対に使ってはいけません。

言葉には、人を笑顔にする力もあれば、深く傷つけてしまう力もあります。

自分が言われて嫌なことは、絶対にお友だちには言わない。

友だちを大切にすることと同時に、自分自身も大切にできるよう、今後も様々な機会に触れた際に話をしていきたいと思います。

ご家庭でも話題にあげて頂けるとありがたいです。

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